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はじめに
以前の記事でリップルの使い方について学びました。
リップル、インサートなどの尺を変える機能は他トラックのクリップが自動で:*シフト**します。
しかし自動シフトはなってほしいタイミングとそうでない時があります。
例えば以下のようにA1トラックはBGMを流しっぱにしたいトラックがあるとします。
その間のビデオシーケンスにインサート(挿入)すると以下のようになります。
このようにBGMトラックがぶった斬られてしまいます。
今回やりたいのはビデオトラックはこのままでいいのですが、BGMトラックは流しっぱにしたいので隙間を空かないようにするという内容です。
色々試して2種類ほどやり方があったのでそれを共有しようと思います。
トラックロックを使う
まず1つ目はトラックロック機能を使う方法についてです。
鍵アイコン部分をクリックするとON/OFFが切り替えられます。
OFFにすると編集及び他トラックの影響が受けなくなります。
デフォルトはOFFになっています。
同期ロックを使う
2つ目は同期ロック機能を使う方法についてです。
同期アイコンをクリックするとON/OFFが切り替えられます。
ONの場合は他クリップの影響を受けて、OFFの場合は受けなくなります。
デフォルトはONになっているので、OFFにして使うものです。
インサート時の挙動は一緒です。
トラックロックとの違いはトラックの編集はできるので自動シフトの影響だけに限られます。
はON/OFFの見た目の違い分かりづらいのです。戻し忘れに注意が必要ですね。
2つのロックの使い分けをどうするか?
トラックロックは編集ができないので編集作業開始段階で使うべきではないのかなと思います。
その理由として変更のたびにON/OFFにしないといけないので時間効率が悪すぎます。
もう変更(予定)がないと決まった段階でトラックロックでいいと思います。
トラックロック = 編集禁止 = いじらない という暗黙のメッセージとなりタイムラインの可読性も上がりますよね。
なので最初は同期ロックをうまく活用していくムーブがよいと個人的に思っています。